×
KUROKAWA KASUMI
建築士の専門学校を卒業後、2012年に入社。入社3年目で結婚し、4年目のときに出産。育児をしながら2017年12月2級建築士の資格を取得。ランチは、他部署の女性職員とおしゃべりしながら食べることが多いそう。「女性でも男性でも、いいものづくりをできる環境が整っていると思います」。
わたしは子どものころ、自分の部屋がありませんでした。友達の家に遊びに行くと、自分の部屋があるのがうらやましくて。わたしだったらこんな間取りにする、 こんな部屋にしたい、といつも想像していました。中学生のときに、建築士という仕事があると知り、私がやりたいのはこれだ!と思いました。
主に住宅の設計を担当しています。やはり、施主さまと家や間取りイメージを固めていく過程がおもしろいですね。意識していることは、工事中の現場になるべく足を運ぶことです。実物を見たからこそ分かることも多いんです。工事担当者の意見を聞きながら、どう図面に生かすか、いつも考えています。最近は、改修リフォームの設計も担当するようになりました。土を掘って基礎の形状を調べたりするなど大変な作業も多いですが、一生懸命取り組んでいます。
はい、子どもは1歳2か月になりました。保育園の送り迎えや家事で、毎日がバタバタです。仕事も、短時間でどう効率よくこなすか意識するようになりました。設計する目線も変化したように思います。掃除の手間を考えて材料を選んだり、コンセントの位置を意識したり。母であることがプラスに働いているなと思うシーンも多いですね。復帰した当初は同僚も遠慮がちでしたが、通常の仕事をこなせることが分かると、以前と変わらず接してくれるようになりました。
女性目線やお母さん目線は、建物をつくる仕事に必ず生きてくると思います。特に住宅は、主婦が使いやすい動線を考えたり、細やかに気遣いしたりするのが必要なフィールドです。庄司建設には、女性の受け入れ態勢もあるので、ぜひ見学に来てください。わたしのような前例もありますし、皆やさしく指導してくれますよ。